信州の母さん50代 しなやかに自分らしく生きる

地方でフリーランスの編集者歴30年。思うことあれこれ。 written by Junko Terasawa

この1ヶ月、Clubhouseにハマり続ける母さん。その5つの理由を説明してみます。


1.目の老化で、耳だけのSNSが心地いい

テレビは、正直もう2年見てません。。。ガチャガチャする映像やバラエティのタレントの大声や笑い声がもう、歳とともに耳障りに。

結局、Podcast系のアプリに移り、耳だけで好きな人の話が聞けて、操作のしやすさと画面のレイアウトや色が優しいVoicyがお気に入りに!

そして、とうとう見つけた!! ジャジャーン!!  

50代の母さんは、Clubhouseに恋をしてしまったのでした😅



2.新しもの好きの50代にも操作が簡単!

50代から60代なら、まだまだ新しいICTに食いついていかれる世代です。

でも、操作が難しいと、それだけでゲンナリ。

Clubhouseは本当に簡単です。しかも実名で安心!! 

Facebookと同じで実名だからこそ、なんだか安心と錯覚してしまい、心の壁が低くなる。

そんな感覚です。



3.家族より毎日話す「居間」状態に

娘と犬と暮らす母さん。娘はもちろん忙しくて、ほぼ話す時間がない😭

毎日仕事しながら、話すのは愛犬のみ。

アポとって友達とメッセンジャーやZoomで話すのも面倒だし、友人同士のLineグループもなんだか既読ばかりが気になってね・・・。

Clubehouseは気に入ったRoomにいつでも参加できるので、レギュラーメンバーになって、毎朝「おはよう」と挨拶でき、辛いことも共有できる。

家族よりも毎日話しているぐらいです。シェアハウスの居間のようです。



4.ディスリがない優しい人たちに触れる

ほとんどのRoomで、肩書きは関係なく優しく迎えてもらえます。

間違えて、若者のRoomの入っていっても、みんな優しく話を聞いて肯定してくれます。

SNSでの人との距離のとり方、話し方、温かい空気の作り方など、若者から学ぶことも多い。

年齢関係なく学ばされます


5.専門家や起業家などの話を直にタダで聴ける

関心があれば、芸能人や、有名な文筆家、起業家、大学教授などの専門家、公務員、アーティストなどなど、普段、講演会やTVでしか出会えない人の有料級の話を、聴衆として聞くことができます。

海外在住者でも同じプラットフォームで話していて音の遅れが全くないのです。びっくり!

質疑応答でだれでも手をあげることができるRoomも多いので、うまくいけば、ファンだったあの方と直接話せる可能性もありです。

母さんは、シャイなんで、なかなかそこまでは無理ですが😅


最後に: すごい時代になりました!! 生きててよかった!!

固定電話と郵便しかない時代に生まれた母さん。すごい時代になったなってしみじみ思います。

田舎で一人暮らしをしながら、家族会議や、友人と仮想のRoom(居間)での歓談が、アポなして、いつでもできるのですよ。

「怪しい」と言って、疑っている同世代の皆さん。

騙されたと思って、ぜひ、利用してみてください。

世界が広がります。自分の壁(固定概念)がどんどん溶けていく気がしています。

紹介制なので、私の知人なら限定9人まで招待可能です。別途ご連絡くださいね。



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50代後半に突入した母さんが「骨伝導」なるヘッドセットを買って、メッチャ便利だった理由をお伝えします。





0.「骨伝導」のヘッドセットって何?
補聴器の技術から来ているみたいです。耳の穴にイヤフォンを突っ込まなくても、頭の後ろ側から両耳にひっかけて装着。

耳元にピタッとくっつく1cm角くらいのサイズの磁石みたいなものが発する振動が、耳の骨に直に伝わり、音が聞こえてきます。

この感覚は、本当に不思議です。でも心地いい。

細くて小さなマイクは使う時のみ位置を口元近くに動かせます。

充電の口がなんと磁石!! USBからケーブルでつないでその先っちょが本体に磁石でくっつくんです。夜充電して置けば翌日1日、起きている時間は十分持ちます。


1.外の音が聞こえるので運転や家事に最適

イヤーフリー状態。外の音が普通に聞こえます。

宅急便がきたり、娘が帰宅したり、電話がなったり、犬が餌を請求してきたり(笑)。気づかないことがなくなりました!!

信州は車社会!! 仕事や買い物で車の外出時にも、外の声が聞こえる!! だから危なくありません。PodCastなどを聞いている途中でも、電話に出られて便利です。



2.軽くて身につけている感覚がない・・・頭痛対策に

スポーツ仕様らしいので、付けたまま、散歩したり走ったり、と全く付けている感覚がないほど軽いし、装着感がないのが特徴。

頭痛持ちの母さんは、肩が凝らなくなりました。耳も痛くなくなりました。(個人の感想です。笑)



3.農作業や山歩きで落さない

気がついたらイヤフォンがない????と、何個なくしたことか💦

仕事・家事・散歩・買い物・・・・ずっと付けたままでOK。

打ち合わせの際は、セミロングの髪型のため、していることが周りからわかりません。マイク部分を髪に隠すことも可能。

走っても、作業しても、びくともしない装着感です。

防水にもなっているから、お風呂や足湯も大丈夫。頭洗う時はやっぱ外しましょう😅


4.退屈な会議中や介護中でもこっそり聴ける

意味ないなーと思われる講座やシンポジウムの最中はもちろん、したままで休み時間にも大活躍。

何しろ付けていることがバレないんですから。しかも外の音が聞こえるので、突然指されても、話しかけられても対応可能。ずるく生きられます(笑)

介護中に、親がうるさいこと言い出したり、何十回も聞いた昔話を始めたら、聞いてるフリして、音楽を聞いて心鎮めましょう(笑)


5.ClubhouseやVoicy使いに必須

なんと言っても、これでしょう。Clubhouseを聞くだけでなくスピーカーをしながら、運転や仕事できちゃいます。

画面をみたりミュートにしたりは、危ないので、できるだけ避けるようにしてくださいね。

運転中に、外の音は拾いません。まるで部屋で話しているようなマイクの精度です。(私の声を聞いたClubehouseの参加者の感想)

まとわりついてくる子どもや犬の声は防げませんが💦

Voicyなどのポッドキャスト系の配信も、もしかして、車の中や戸外でできちゃう可能性も高いです。




ということで、ぜひ使ってみてください。コスパは十分です。ガジェットは高いから性能がいいし壊れづらいという気がします。勝手な感想でした(無視してください💦)

信州の母さんと、Clubhouseでつながりましょう!! これがオチでした😅




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10月のある日、とうとうビットコインなる、仮想通貨を購入しました!!
    昭和一桁生まれの両親から「地道に働いて稼いで生活すること」と叩き込まれた私は、実は宝くじすらほぼ買ったことがなく、カード決済も必要最低限、どちらかというと現金主義。
 本当に大丈夫なのか?と自問自答しながら、1年考えぬいた割には、本当に少額ですがあっけなくビットコインに手を出しました(笑) 。そのわけを忘れないうちに書いておきます。

理由1 世界共通の通貨で個人取引可能

 外国人観光客が今年すでに2000万人を突破し、ビットコインで決済できる店舗が増えてきました。外国人観光客誘致のNPO法人を運営している母さんは、長野県内で決済できるところを検索。まだ数店ですが、東京オリンピックに向け確実に増えてくるでしょう。
 世界共通の通貨!? 個人取引可能、というところに利便性を感じます。例えば海外在住の友人に大好きなチョコレートを買って送ってもらったとします。直接お金を送る方法がカード会社経由のサービスしかなく、高い手数料と時間がかかってしまう。
 これが、自由に即座にできる!?というのは、買い物好き、海外旅行好き、海外に友人や家族を持つ年配女子には必須になるのでは?!とかってに思い込んだからです。


理由2 バブルという言葉に弱いバブル世代だから


 昭和39年、東京五輪生まれの母さん。高度経済成長のさなかで育ち、20代までまさにバブルを経験。給与もどんどん上がる。消費意欲も高まる。そんな楽しい時代を生きてきたのです。結果、ほとんどの人が痛い目に合っています。母さんもです。(´;ω;`)
 ネット上で「仮想通貨バブル」という言葉が飛び交い、周りの若い男子たちが「ビットコイン買っといたら1年で10倍になった!」などの話を聞くと、なんだかお尻がムズムズしてきていてもたってもいられません。学習しないなーまったく。すみません。


理由3 田舎の50代女性はほとんど知らないから

 私の生業は印刷物の編集者であり、NPOの情報発信についての講座もやっています。とにかくネットサーフして新しい情報を知ることが大好き。
 しかし、ブロックチェーンに関する記事のほとんどが都会の男性、もしくは若い女性からの発信なのです。ビットコインの保有者の9割は男性という記事もあるぐらいです。
 あまのじゃくの母さんは、だったら、田舎の50代のおばちゃんが、試してみようじゃない!?とまあ、自分がやってみないとわが子たちに、なにも言えないですからね。
 TwitterやFacebook、インスタなどを、同世代の女性ではいち早くやり始めた母さんの根拠のないプライドです。


理由4 新しいものに触れてワクワクしたいから

 母さんの好きなブロガーに、イケダハヤトさんがいます。なぜ好きかというと、最初のころは、200万円の収入でミニマルな生活。空いている時間でNPOに無料でウェブ発信講座を提供していました。多くを望まず、社会のために生きる。という姿勢が大好きだったのです。数年前、母さんは息子の世代のイケハヤさんに講座でお会いしてツーショット写真をとってルンルンでした。
 ところが、高知県に移住して以来、ブログタイトルも仮想通貨に特化し、数千万を稼いでお金を運用する人になってしまった。。。。ショックでした。で、2年ほど彼のブログから遠のいていました。
 しかし、最近母さんは考えました。息子のように好きなブロガーなら、彼のやっていることにちょっとだけ耳を傾けて受け入れるのもいいのではないか。それが親心?! というものでは。勝手ですが。
 彼が高知でワクワク生きている姿を見ると、母さんもなんだかワクワクしたいなと思ってしまったのは確かです。

理由5 そろそろ老後のプランを考える時期だから

 そして、50代に差し掛かると、子どもたちは離れていき、これから自分はどういう生き方をしていくべきかという不安が背後から押し寄せてきます。働けなくなるまでに、お金をどうためたり使ったりするべきか。。。秋の空に浮かぶウロコ雲を眺めながら、そんなことを日々考えるようになりました。
 地域の金融機関にいくら貯金しても、まったく利子がつかない。せいぜい、カードを使ってポイントをためて、ちいさな幸せを味わう程度。
 一方で、いまホットなビットコインはリスクはあっても、少額でお金が目の前で増えていく体験ができます。もちろん目の前で減っていく体験もですが(笑)。
 また、トークンと言って、ある意味新しい事業に投資することもできます。それに投資するかしないかは別として、開発や金融に興味がわいてきます。
 写真やスケジュール、書類、日記などと同じように、お金も、クラウドで管理する時代。私たちは、株式投資やFXなど、世界経済を支える仕組みをあまり知らない。田舎では会うことは、ぼぼない投資家といわれる人がいることも、いまさらながら知った母さんです。
 バンクアカウントやウォレットの管理、カード管理も含め、退職以降の財テク(もしかして死語?)の基盤を整えることは必要。将来なにもわからずに、オレオレ詐欺に引っかからないための大事な過程なのかもしれません。

 最後に言っておきますが、あくまで少額です。人生を破滅に追いやるほど、全財産を投資することは危険ですのでやめましょう。もちろん、現金を人に預けて投資してもらうようなビットコイン詐欺には気を付けましょう。




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2020年の東京五輪に向けて、WHOを始め、世界の機関が日本の禁煙制度確立へのプレッシャーを与えています。スポーツの現場での喫煙については誰もが感じることでしょう。

室内に限らず、屋外での喫煙もぜひ禁止して欲しい。たとえば、運動会時の校庭脇で喫煙する親や祖父母をよく見かけます。小児喘息を乗り越えて運動会に参加している児童がいることも事実なのです。
 
歩きタバコもそうです。通勤時に朝の清々しい空気を満喫するのは到底無理に思えます。 
妊婦のお母さんが手を引いて、小さな子が遊ぶ公園や、健康のためウォーキングやジョギングに励む人の周りでの喫煙にも不快感を感じるのは、私が過剰すぎるからなのでしょうか。

レストランで仲間が吸っていなくても、隣のグループで一人でも吸っている人がいれば、私の場合は快適に過ごすことができません。喫煙者と一緒に室内に1時間以上いれば、息苦しさ、頭痛、声枯れなどの症状がでます。翌朝も頭のだるさが残ります。これは私の思いすごしなのではと何度も自問自答してきました。

娘が小児喘息だった頃は、道を歩いていても気が気じゃありませんでした。喫煙者が遠くに見えるだけで、そこを避けて通ったり、息を止めて走り抜けることも多かったのです。またコンビニ、公民館、図書館などの公共施設の出入りも恐怖でしかありませんでした。ほとんどの施設は入口横に灰皿や喫煙所があるからです。

マナーのある知人は、食事の際や宴会の際「すってもいい?」と聞いてきます。これを断る勇気は私には未だにありません。マナーをもって接してくれているのに、断っては失礼だと思うからです。

愛煙家を敵に回したいわけじゃ、決してないのです。
だから、周りの方に、タバコはやめてとは決して言っていません。
こういう思いをしている人がいるという事実をみなさんに知ってほしいだけです。

私だって、きっと、無意識に人に迷惑をかけたり、嫌な思いをさせていることがあると思います。この記事を書く事は自分への戒めもあると思います。

みなさんは、どう思いますか。



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息子の卒業式に行ってきましたー!
信州はまだ寒い。凍えて体育館で倒れそうになりました。

地方の公立高校の卒業式に見る9つのすごさ
をお伝えします。
(これは筆者の息子の高校の一例です)


1.教員が駐車場案内


地方では車は当たり前のため、朝から教員総出で、駐車場整理していただけます。 生徒数200名。100台を超す車が朝からどんどん、校門を入ってきます。学校によっては、近隣の公園、企業に協力をいただきます。


2.体育館は恐ろしく寒いけど、巨大なヒーターが活躍

明け方はマイナス1℃、式の始まる9時には気温が4℃。会場となる体育館には、6台の巨大なヒーターがガンガン(音がすごい)炊かれ、一糸乱れず、卒業生・在校生・保護者の椅子が並んでいます。式が始まると、うるさいから止めます。でも、一気に会場は冷えるのです。止めないでくれー!?


3.寒いのに親は全員コートを脱いで着席

式が始まると、だれもなにも言わないのに全員コートを脱いで、スーツで着席。そのかわり、毛布素材のひざ掛け持参は当たり前です。ちなみに私はレッグウォーマーを持参。ホッカイロも欠かせないアイテムです。でも、寒いよー!


4.OB会長の話は古くて長い

校長の話が、固くて、長い・・・のは、仕方ない。だって、校長だから。しかし、そのあとにOB会長の祝辞が付いているのを知らなかったのは迂闊でした。高校の歴史や伝統、さらには社会や経済状況、選挙権の話まで・・・延々と話は続きます。
ありがたいです、ほんとに。
OB会役員、評議員と言われる地域の実力者、市会議員も「来賓」の名のもとに列席し、お名前を紹介されます。でもほぼだれも知らない人です・・・。


5.保護者代表あいさつの一斉起立

高校でも、保護者代表挨拶があります。代表者が保護者席で立ち上がった瞬間、なんの打ち合わせもないのに、保護者全員一斉に起立します。(自分も無意識に起立していました) 挨拶が終わり、着席する瞬間、全員着席します。一糸乱れません。怖;


6.席を立つ人は、なんでいないの?

保護者も生徒も、式の間は、電話やトイレに立つ人は一人もいません。歳と共にトイレが近くなってきた上に、寒さで倒れそうな私は、トイレに行きたくても、必死で我慢するしかありません。終わったら、みんなトイレに殺到します。一番乗りっ!


7.写真は取るけど無駄口なし

保育園、小中学校の卒業式では、保護者がワイワイうるさかった記憶があります。しかし、高校になると、写真を撮る人がいるくらいで、お母さんたちは静かです。スマホをいじる人もほぼいません。礼儀正しい!!  見習えよ、子どもたちっ!


8.式終了後は教室で担任があいさつ

「卒業式」って、実は「卒業証書授与式」なんです。でも高校では人数が多いため、式では名前を読み上げられるのみ、1クラス分、代表生徒が受け取ります。式終了後、各クラスで担任がひとりひとり授与するのです。担任挨拶は、涙なしでは終われない・・・というのが通例。生徒も、母親たちもすすり泣きます。感動!!


9.「地域校」、6割は地域で就職です。

地方のいわゆる「地域校」は、就職率が高いです。商業科が2/3を占めます。18歳なのに、楽しい大学生活は味あわずに、厳しい社会へと乗り出さなければなりません。だからこそ、担任も親も、子どもたち自身も、不安で不安で仕方ないのです。

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最後にちょっといい話・・・

保護者代表あいさつで「この子達が社会に出て、一つでもいいことがあるように願っています」というセリフに、泣きました。
就職難・無気力・貧困・鬱病・倒産・高齢化・・・・。
順風満帆とは言えないこの社会状況の中で、この子達を生み出した母親にとって、本当に一つでも幸せなことがあって欲しい・・・と願うばかりです。


息子が18才に成長して、高校を卒業できたことは、奇跡です。全てのみなさんに感謝!!


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私のデスクの前には、1993年に取得したLondon Guildhall University(現London Metropolitan University)のEnglish with Business Studies のCertificate 証明書が飾ってある。

ロンドンのビジネス街に位置するこの大学は、最初は専門学校だった。それが私の滞在した頃には大学となり、現在は他の大学と合併しロンドンの中にキャンパスが点在する国立大学となっている。
現在でも7000人、155カ国から留学生が通う、大規模な大学だ。

私は当時、海外の社会人向けの英語を勉強しながら学べる短期のビジネスコースにいた。
そのコースに入学するには、日本での大学の学士証明書、語学レベル試験ケンブリッジ・ファーストサティフィケート(TOEICで約760点、TOEFLで約550点レベル) が必要な上に、自国で働いて部下を持った経験あるというのが条件だった。もしくはロンドン在住の高校卒業者だ。

日本人留学生も多く、30人のクラスに5-6人、キャンパスを見渡すとだいたい20人ぐらいは見かけた。
多く男性は、国の機関や一流企業からの留学が多かった。女性は私も含めほとんどが自費留学。条件的なこともあり、25才から35才ぐらいの年齢層だった。 中には高校生ぐらいから親の仕事でロンドンに住み、大学の本コースに行く前のステップとして入ってくる子もいた。
国としては、覚えている範囲で、フランス、ドイツ、スペイン、ブラジル、モロッコ、トルコ、韓国、タイ、マレーシア、インドネシア。実に多様な留学生で、しかも銀行員や政府職員、自営業など様々。

実はここに入る前に、私は語学力が足りなかっため、最初の3ヶ月は語学スクールに通った。そして、地域のカレッジの聴講生として、さらに3カ月ほど語学を学んでから、この大学のコースにチャレンジしたのだ。

コースでは、英語自体のスキルを上げるクラス、例えば読解や文法、発音、翻訳など。それから、インターナショナルマーケティング、ファイナンス、アカウントなどのビジネススタディが主で、1学期にレポートが5つほどと、プレゼンテーションが3つぐらいあった。もちろん学科試験も1科目試験時間が2時間なんていう、ビジネス戦略の単位もあり、日本で想像するよりも大変ハードな内容。暇さえあれば図書館で勉強しないと追いつけないほどだった。

正直学費は高かった。1学期で20万円ぐらいはかかるため、留学前に貯めた100万円はあっという間に底をついた。
その代わり、どの学校もそのシステムといい、講師のレベルといい、授業内容といい、素晴らしいものだった。昔から、ロンドンへは多くの留学生が集まってきて、多くを学び帰っていく。そうした留学生が真剣に集中して短期で学ぶ環境が整っているのだ。ビジネス図書館や、美術博物館は学生は無料で自由に使えた。歴史が長いからこそ、確立されたその体制は私が留学した1991年当時とそれほど変わっていないと推察する。

文科省の統計によると、日本人の海外留学生数は、1991年私の当時で3万人超。2004年がピークで8万人、現在は5万人にまで落ち込んでいる。
留学するならぜひロンドンを選んで欲しい。コンパクトで、勉強する環境が整っている。ビジネスモデルがたくさんあり、専門家で溢れている。教育システムや人材も豊富だ。

最近、長野でインバウンドの仕事を始めたが、意外と留学経験者は多い。そのほとんどが、その時の経験をほぼ生かしきれず、「英語忘れちゃった」と語る。実際帰ってきても、活かす場面に乏しいからだ。
こうした人材をぜひ、発掘したい!! 

昨年8月に立ち上げたNPO法人NINJA Projectの事業の一部として、ぜひ留学経験者のネットワークをつくり、グローバル人材として社会に認知していただき、インバウンドに役立ってほしいと考えている。



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